風呂上がりの夜空に

シャワーを浴びてた。
軽快にシャンプー。
鼻唄はもちろんWANDSの「もっと強く抱きしめたなら」。
髪にリンスをつけ、体を洗う。
リンスやトリートメントの類いはつけてから暫く経って流す方が良いんだぜ。
そんなこと僕だって知ってる。
体の泡を流し、髭を剃る。
いつものことさ。
慣れたもんだ。
一通り洗い終わり、いざリンスを流す。
その時だった。
シャワーの勢いはそのままに、水温が一気に下がる。
みるみる温度が下がり、お湯は完全に水になった。
恋人が他人になるように。
あの温もりはどこへ?
なんで君はそんなに冷たいの?
でもこういことはあるじゃない。
集合住宅だと他で水使ったりした時に。
きっとすぐ温かくなるさ。
ならない。
全然ならない。
すげー寒い。水冷たい。
蛇口を止めて、もう一度捻っても。
シャワーは堂々と水を放つ。
なんで今なの。
リンスべっとりじゃない。
3分後、いや1分後じゃ駄目だったの。
1Rじゃねえ、1分だ。
ほんの少し時間を与えてくれればよかったのに。
流せないでしょ。冷水じゃ。
リンスの浸け置き、バッチリです。
明日は髪サラサラだね。
ていうか流せないからベトベトだね。
やり場のない怒り。
グウの音も出ない絶望感。
対策委員会を開くため、とりあえず風呂を出ました。
どうするべきかね、こりゃ。
僕の心を取り戻すために / Blankey Jet City

post: 2008年12月11日 ( BLOG )

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