2009→1969

$植松哲平のロマンティックガリガリDJブログ
YMAのディレクター、ゆうさんに素敵すぎる誕生日プレゼントを頂きました!!
『ウッドストック~40周年記念ボックスセット』!!
ロック・フェスの原点! すべてはここから始まった!!1969年8月、全世界に衝撃的な反響を巻き起こしたロック・フェスティバル「ウッドストック」。この3日間に及んだ歴史的イベントに参加した33アーティストの名演、名唱を厳選収録したCD6枚組ボックスセット!38曲もの秘蔵未発表音源を含む、計77曲収録の永久保存盤!(amazonより)
こ、こっ、これは!!!!!!即、家宝レベル!!!!!!!
上記にある通り、現在世界各地で催されてる音楽フェスティバルの原型と幻想の全てはウッドストックにあるわけで、これがなけりゃフジもグラストンベリーも夏の魔物もつま恋もレイブもあいつやあの娘もなかったんじゃないかって代物です。で、このBOXセットはその当時の空気感をより再現しよういう試みのもと、MCの喋りなんかも含めた大ボリュームの一品なわけでございます。
そりゃあもう、ブンブン聴いてるわけですが、コレはもう素晴らしいの一言!!
空気感どころか、匂いまで漂ってきますよ、あーた。
何が良いって、並み居るレジェンドの演奏の合間、進行を努めたジョン・モリスとチップ・モンクという2人のMCが収録されてるんですが、嬉しい事に分厚い解説書にしっかりと和訳が掲載されてる!英語レベルの低い俺に幸せをありがとう!!
「ここでいくつかのメッセージをお読みしたいと思います。マサチューセッツからお越しのリチャード・T・クリックル、K,R,I,C,K,Lさん、午後11時を過ぎたらお父さんに電話して下さい。(中略)このメッセージは面白いですね。マリリン・コーエンさん、どちらにいるかわかりませんが、とにかくグレッグさんが案内ブースでお待ちです。あなたと結婚したいそうですよ。………………………あっ、マリリンさんが行きましたね!」(ジョン・モリス、初日)
「私は農民です。ヤギなんかを育てています。20人の前で喋った事も無いのにこんな大観衆の前で…(中略)3日3晩楽しく音楽を聴いて、全く何の事故も起きないなんてね。本当にみんな素晴らしいよ!まあ、付け加えて言うなら、話の分かる地主のおかげってこともあるけどね!」(開催場所となった農園の所有者、マックス・ヤスガーの挨拶)
「みんな、どうもありがとう。最後に一つだけお願いがあります。ブルーのゴミ袋がここにあります。退場する時に、できれば1枚ずつ持って行ってもらって…(中略)…みんなと出会えて、最高でした。みんなが隣人の幸せを願ってくれるように、僕たちもみんなの幸せを願います。すばらしいことばかりみんなに起きますように、すばらしい1日でありますように、すばらしい人生でありますように。ありがとう。………パット・ドッジさん、救急テントまでお願いします…(以下略)」(チップ・モンク、最終日ラスト)

この辺りのMCが素敵です。最高です。
まあ現地の人はほとんど聞いちゃいないんだろうけど。
ウッドストックは幻想で、伝説だから美しく語られているだけで、実際は混沌としていて、行った人の中には思い出したくもないような状況だったとも聞きます。でもこれを聴いてる限り、骨格は今とそんなに変わらず、単にやる側も見る側も不馴れだっただけじゃないかと思えてきます。マインドはそんなに変わってない。そんな気がする。
今年は朝霧に行かないので、こいつで浸りたいと思います。
ゆうさんありがとう!!!!!!!!!!!!
Going Up The Country / Canned Heat

post: 2009年10月4日 ( BLOG )

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