雪上がりの夜空に
雪に覆われた一週間が明けて、行って来ました「忌野清志郎完全復活祭」。
喉頭ガンに冒された事を発表してから1年半、順調な回復で既に各所でゲスト出演はしてましたが、単独ライブとしては病後1発目。ついにキングが完全復活!!
武道館は当然のように超満員。お客さんの年齢層が幅広い。着物をお召しになったオバサマなんかもいらっしゃって、もはや国民的行事。会場内では快気祝いとしてナイスな手拭いが配られる。
「清志郎おかえりー!!」の声が飛び交う中、開演。
スクリーンに病室で坊主頭の清志郎。気のいいおじいちゃんに見える。そして治療の過程で撮られた沢山の写真が順に映し出される。だんだん髪の毛が伸びる。だんだん、だんだん毛が伸びる。フサっとしてくる。ついにはビシっとセットされた僕らの知ってる清志郎が映し出され、大歓声。
ド派手なマントを纏って清志郎登場。武道館が揺れる。そして1曲目「JUMP」を歌う。
「オーケーベイベー!!戻って来たぜベイベー!!支えてくれた人、心配してくれた人に感謝しマス、オーイエー!!ベイベー!!イエーって言えー!!!!」
どう見ても完全復活。
喉のガンということで、もう2度と声を聴けない不安もありましたが、キングは戻って来てくれました。
仲井戸”CHABO”麗市をはじめとした縁の深いメンバーと共に、RC時代の曲を中心にソウルフルな歌声を聴かせる清志郎。カッコイイ。病み上がりを感じさせない3時間のステージ。特に、ひとつのマイクでCHABOと寄り添いながら熱唱した「いい事ばかりはありゃしない」と、アンコールのラスト、バンドが全員退場してから「もう1曲だけやります」と言って清志郎一人で演奏した「LIKE A DREAM」は感極まるものがありました。歌い終わり、ステージに現れた息子さん&娘さんから花束を送られ、ステージを後にする清志郎。
ええライブでした。
清志郎先生、復活おめでとうございます。そして今後ともよろしくお願いします。
忌野清志郎完全復活祭
2008/2/10 日本武道館
JUMP
涙のプリンセス
誇り高く生きよう
ダンスミュージック☆あいつ
NIGHT AND DAY
デイドリームビリーバー
いい事ばかりはありゃしない
君が僕を知ってる
チャンスは今夜
僕の好きな先生
私立探偵
多摩蘭坂
毎日がブランニューデイ
コーヒーサイフォン
GOD
スローバラード
激しい雨
ドカドカうるさいロックンロールバンド
キモチE
BABY何もかも
(Encore)
よぉーこそ
ROCK ME BABY
雨上がりの夜空に
LIKE A DREAM
いい事ばかりはありゃしない / RCサクセション