鍋の日

今日は鍋を食った。
アツアツの赤い出汁の中を豚肉やらネギやら豆腐やらエノキやらが泳ぐ。
奴らが泳ぎ疲れてくったくたになったところを捕まえてもりもり食ってやった。
そえはそれは、大変おいしゅうございました。
そんなチゲ鍋を僕と同い年(29歳)の童貞と食った。
鍋を食いながら、この男の子に「好きなタイプは?」と聞いた。
彼は口の中の熱さを堪えながら「面倒くさくない子」と答えた。
この男の子はお金を払って男になった。いわゆる素人童貞だ。
金銭の絡まない相手と1度だけキスをしたことがあるらしい。
その女性とは付き合いかけたが、結局は何もなかった。
男の子は「面倒くさくない子」と答えた。
余程その女性が面倒くさい子だったのか?
それともお金が絡むぐらいがちょうどいい塩梅なんだろうか?
どちらにせよ、童貞とは思えないコメント。
既婚の若社長の恋人募集みたいだ。
「てめえは既婚の若社長か!!!」とチゲ鍋をぶっかけてやろうかと思ったが
そうするには鍋が美味すぎた。まだ具も結構残ってた。
そして彼は今日いろいろ頑張った。
だから「確かにねー」と、二千円札並みに非建設的な返しをお見舞いしといた。
最後にフォローを。
彼は別に顔が悪いわけではないし、なんなら肌もきれいで若く見える。23歳くらいでも通じる。
女友達も多く、女の子の誕生日にさりげなくワインをプレゼントしたりする優しさも持ち合わせている。
ギャンブル好き、アニメ好きといった要素もあるが、オタクや中毒ってほどのもんじゃあない。
金銭面も僕の周りの中では優等生。
真面目で人付き合いの良い男だ。いや男の子だ。
もし万が一、これを読んでこの男の子に興味を持った女性がいればコメントで知らせて欲しい。
タイトルに「鍋が気になる」とでも付けて頂ければ分かり易い。
まあ別に何もしませんが、読んで笑います。
Cherry Bomb / The Runaways

post: 2008年10月18日 ( BLOG )

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