最強現る

君はキヨハラを見たか?
ふとテレビで見かけたスポーツニュースで、どこぞのチームのキャンプ地に訪れていた氏が写った瞬間、俺の頭上に4億6千万個のビックリマークが浮かんだ。
あの象徴的な銀色のアゴヒゲはそのままに、野球人らしからぬ長さまで伸びた髪は強烈な香りを放つであろうディップで、ガッチリたくましくオールバック。襟足は外向きにカールして、その毛先からは威厳という名のオーラをバックスクリーンの果ての果てまで放っている。脂肪なんだか筋肉なんだかよくわからない、てゆーかどっちだっていい肉の鎧を身に付けてユサユサ歩く姿の威圧感はまさに戦車級。
いやビックリした。
何が番長だ。ありゃマフィアだ。番長なんてスケールじゃねえ。
見た目だけでいけば、ホームラン200本は打つぞ。それかシーズン全打席四死球だ。
いや野球じゃ収まらねえ。
範馬勇次郎やオリバとガチンコ勝負できるグラップラーだ。
頼む。
ハリウッドでもなんでもいいから彼にオファーだしてくれ。
アル・カポネ役が出来るアジア人は彼しかいないんだ。
それか日本映画界は彼を主役に据えて「斎藤道三」か「柴田勝家」か「本多忠勝」の映画を撮るんだ。
いますぐに。
小さい頃、西武ライオンズは黄金時代だった。
今よりずっと細身ながら、その最強のチームで4番を打ってた彼。
人気は絶大でコロコロコミックで連載してた「かっとばせ!キヨハラくん」は毎月の楽しみだった。
その後の活躍、騒動、怪我、引退を経て、俺はいま、完成型を見た気持ち。
諸君、これは人間は成人してからでも変われるという良質なサンプルじゃないだろうか。「もう、この年で努力してもいまさら…」なんてのはもうやめだ。彼を見ればわかるだろ?人は変わるんだ。努力や鍛錬や経験を積む事でこんなにも!!
そんな人生訓を、彼を見ていてまったく思いませんでした。
そういう次元じゃないね!
やべーマジすげーわ。
本気で役者にチャレンジして欲しい。
まだ見てないならさっさと画像を検索するんだ!
ろくなもんじゃねぇ / 長渕剛

post: 2010年3月3日 ( BLOG )

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